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活動報告

今回のボランティアを振り返って。

午前は在宅の方々に集まって頂き、家の中にスペースをお借りして活動しました。

今までは、仮設住宅の方々メインでの活動が多く、自宅は無事だった方々のお話を聞く機会がありませんでした。

仮設住宅の方々の苦労は何となくイメージはできましたが、在宅の方々の苦労も色々です。

まず、仮設の方に比べると、行政からの支援が少ないという事。

これは頭では理解しているつもりですが、とはいえその支援の差が結構あるのだということ。

僕たちのようなボランティアも、避難所や仮設住宅には多く伺っていたのですが、在宅の方々にはあまりというか、ほとんどこのようなボランティアが訪れる事が無かったようです。

僕がはじめに担当させて頂いた方は、現地で運送業を営んでいる方。

家は無事だったけれども、会社や商売道具のトラックは被災されたようです。

国や行政からの支援は受けれるらしいのですが、新たに融資を受けて、その75%を負担してくれている様です。

しかし、全額ではなく75%というのが現実的に厳しいと言っていました。

数千万から1億を立て直しに必要だとしたら、実際の借金は数百万から2500万まで新たに増えるのです。

今までの融資に対しての返済に加え、新たな返済もしなくてはならない。

自営業をしているからか、その辛さが痛い程分かりました。

しかも業績は下がる一方だと。

その方は、「来年は潰れる会社がもっと増える」とまで言っていました。

会社を潰さない為にも人員削減も考えなければならないらしく、現地での雇用も減少してしまうのかもしれません。

現地NPO団体の方の話では、日本赤十字社からの義援金も実際払われるのは2〜3年後だと言う事です。

その間、一体どうしたらいいのでしょうか。

また、風評被害大きな問題です。

確かな情報を選び、飛び交う噂等を鵜呑みにしないようにしていかなければ、被災地の復興スピードはなかなかあがって行かないのかもしれませんね。

午後は前回伺った、鮎川小学校近くの仮設住宅。

3ヶ月ぶりでしたが、顔を覚えていてくれてとても和やかにカット出来ました。

今回ボクを指名してくれた方がいらっしゃって、前回はまだ仕事をしていなかったのですが、話を聞くとホテルのレストランでサービスの仕事を始めたとのこと。

みんな前向きで、こっちがパワーもらっちゃいました。

午前、午後の各場所で、おにぎりやお漬け物、揚げ物などお腹いっぱい頂いちゃいました。

メンバー達の一番人気は、セロリの入ったお漬け物。

箸がとまらず、あという間に完食してましたw

今回の活動で感じた事は、なんとなく仮設住宅で生活されている方々のほうが元気だったように感じます。

家があっても、不安などは勿論あるようです。

今年が終わる前に、今一度今回の災害について、また今後自分が出来る事を考える時間を持ってみても良いのかもしれませんね。

三軒茶屋の美容室 ceaseven 5℃

プロフィール

合渡 慎介
美容という仕事を通して、人との繋がりを大切にしています。
性別年齢関係なく、その人が輝けるスタイル作りに心がけています。
日本人の骨格や髪質を見極め、手入れのしやすいスタイルが得意です。