最近、スタイルチェンジでショートにする方が増えてきています。
冬は意外とバッサリ切る人が多いですね。
タートルネックやマフラーなどで、襟足の収まりが気になって・・・
それなら短くして頭の形を良く見せた方が煩わしさもなく、毎日のスタイリングが楽になります!
しかし、長くこの仕事をしていると、ショートが似合わないと思ってるお客様が多い事に気づかされます。
「本当はショートにしたいけど、私、ショートが似合わないから・・・」
似合わないのではなく、似合うスタイルに出会えていない
ショートスタイルって、顔立ちや髪質、生えグセや骨格の影響をとても受けやすいです。
また、スタイリングも慣れないと、どうして良いかわからず、結局、何もしないで、幼くなってしまったり。
なので、顔立ちに合わせた長さ設定や、骨格に合わせたウェイトコントロール、髪質に合わせたカット技法が必要になってきます。
顔立ちに合わせた長さ設定
目の雰囲気に合わせて前髪のデザインを決めたり、頬骨の位置を見極めてサイドのデザインを決めたします。
骨格に合わせたウェイトコントロール
骨格に合わせたデザインはかなり重要です。
ウェイトコントロールとは、丸みの位置の設定です。
ショートカットにして、なんだか頭が大きく感じたり、逆にペタッとしたスタイルになっちゃった経験はあるかもしれませんね。
その原因は、ウェイトコンとロールにあります。
ハチが貼っている骨格に対して、ハチにボリュームが来る様なレイヤースタイルは頭が大きく見えてしまいますし、ゼッペキの方をノーマルにカットしてしまうと、後頭部がペタンコになってしまいます。
骨格を補正する為にはウェイトコントロールは必要です。
丸み=女性らしさ
として表現出来ます。
ショートにして、なんかしっくり来ないって経験は、この丸みの出し方がその方に合っていなかったのかもしれません。
髪質に合わせたカット技法
全体のデザインが決まっても、カットのやり方次第で大きく変わってしまいます。
髪の長さが短くなるので、髪に動きが出づらくなります。
そうなると、髪型のイメージが「固く重いスタイル」になります。
短くても、柔らかく軽い雰囲気を出す為のカット技法が必要です。
ただ量を減らしただけでは、パサパサした質感になってしまい。余計にボリュームも出てしまいます。
今回のお客様はロングからバッサリショートカットしました。
ビフォアーがこちら。
中間から毛先に半年前にかけたパーマのなごりが残っています。
もともとパサつきやすく、広がってしまう髪質で、今は殆ど結んでいる事が多いとの事。
髪が長いせいで、頭頂部のボリュームも出づらく、ペタッとした印象が出ています。
今回は、気分を変えたいとバッサリスタイルチェンジ!!
でもショートスタイルにすると、毎日の手入れが難しい経験をお持ちで。
今回は手入れが楽になる様に、全体に柔らかさが出る様にゆるくパーマをかけました。
クリープパーマで潤いをプラス
パサつきやすい髪質にパーマをかけると、より乾いた感じが出てしまいがちなので、そこでクリープパーマでしっとりとした質感をプラス!
ナノスチームを使い、髪にコラーゲンを浸透させながら優しくしっかり大きなカールをつけました。
もともと、ゼッペキの後頭部も乾かしただけのスタイルングで奥行きの感じるフォルムになりました。
これまで、ロングスタイルで分け目が気になっていたので、分け目をずらしてトップのボリュームが出せる様にアドバイスしました。
ロングスタイルを長年されている方は、髪の根元の生えグセがボリュームの出ない状態になっている事が多いので、ドライヤーの掛け方を少し工夫してあげると、表面の髪の動きがつきやすくなります。
生えグセは人それぞれ違うので、スタイルングが決まらない方は一度ご相談ください。
プロフィール
- 美容という仕事を通して、人との繋がりを大切にしています。
性別年齢関係なく、その人が輝けるスタイル作りに心がけています。
日本人の骨格や髪質を見極め、手入れのしやすいスタイルが得意です。
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